ファンタビ3を観て早数日。初見時の濃厚なBL臭漂うダンブルドア(以下アルバス)とグリンデルバルド(以下ゲラート)の絡みが忘れられず、今回は字幕版で鑑賞してきました。
やっぱり、字幕もいいッ!
字幕時に注目したのは
- 序盤のカフェのシーンでアルバスが「love you」と言うのか
- ラストのふたりが戦うシーンの後、「ほかに誰が愛してくれると言うんだ」(曖昧)を英語ではなんと言っていたのか
- マッツ・ミケルセンのクルーシオの言い方
この3つを特に重点的に観ました。
序盤のカフェのシーンでアルバスが「love you」と言うのか
まず1、カフェのシーン。初見時は序盤から商業BLの実写映画を観せられているようで頭がパニックになり、ほとんど覚えていないという記憶喪失状態だったのですが、今回はもう内容をある程度知っているので初見時より落ち着いて観ることができました。
そして、肝心の「love you」。
言った…!言いました!この耳で確かに聞きました!
勝訴!!!!
しかもこのシーン、何がやばいかってゲラートも理由を知っているはずなのにあえてとぼけたふりをしてアルバスに言わせてること!!!何この商業BL。
「愛してる」の言葉が聞きたいがためだけにアルバスにこの言葉を言わせるって…もう…もう…!やっぱりこれ現在進行形で付き合っていますよね????おばさんちょっとわかんない。
そしてこのジュード・ロウの「love you」の言い方もさりげなくていいんですよ…ちょっと小声でさ…恥ずかしがるような素振りさえ感じられました。ハァー!たまんねぇなぁ!まったく!
ラストのふたりが戦うシーンの後、「ほかに誰が愛してくれると言うんだ」(曖昧)を英語ではなんと言っていたのか
続いて2。「ほかに誰が愛してくれると言うんだ」とゲラートがアルバスに言い捨てるシーンですね。わたしは英語が堪能ではないのでそこまでの解釈・理解までには及ばなかったのですが、確実に「love」とは言っていました。
このシーン、とても好きなのですが、何より良いのがゲラートの表情。
マッツは表情で演技するのがとてもとても上手い役者さんだと思っているのですが、ここが本当に活かされた部分です。
ちょっとね、切ない表情をするんです。
ゲラートはまだアルバスのことを愛しているし、(アルバスもゲラートのことを愛しているけれど、重さで言ったらゲラートの方が強く感じる)一緒にいたいとまでも思っているはず。
だからこそアルバスに突き放されたときについ口から出てしまったこの言葉が本当に切なくて、心の中は大雨警報でした。
そのあとの「この先もずっと孤独だ」(曖昧)も兼ねて最高のシーンです。
マッツ・ミケルセンのクルーシオの言い方
3は個人的な嗜好なのですが、吹き替えのときの森川ゲラートの「クルーシオ」は暗く、淡々としていた感じだったはず。じゃあ、実際マッツはどんなふうに言っていたんだろうと気になって注目してみました。
最高でした。
あのね、吐き捨てるように言うんです。かなり短く。
以前マッツがインタビューで「僕はクルーシオしか使わない」と言っていたことを思い出しました。
実際若き日のゲラートがアリアナに放ったのもクルーシオですし、常日頃から使っている感じがしますよね。言い慣れている感。
観終わった後友人と話をしていたときに、「なんでクルーシオなんだろう?」という話題になったのですが、ほんとなぜアバダケタブラは使わず、あえてクルーシオなんでしょうね。
ファンタビ3はこれで2回の鑑賞になりますが、円盤化したらもっと観ると思います。早く…家で観たい…